● メアリー・ブレアの魔法

先日のお休みに、東京都現代美術館http://www.mot-art-museum.jp/で開催されている
『メアリーブレア展』http://www.ntv.co.jp/mary/へ行ってきました。
もう開催前から楽しみに楽しみにしておりました!
メアリー・ブレアはウォルトが信じたひとりの女性だけあって
本当に、本当にすばらしかった。
素晴らしいを通り越してモンスターだという印象をうけた。
イラストの才能はあたりまえとして
それと同じくらい驚いたのが
女性として、アーティストとして、母としての才能。
すべてにおいて尊敬できるのだ。
また彼女の多忙な毎日、アーティストとしての
願望が捨てきれないないなかで常に求められる才能。
家族との時間をもてないジレンマ。
成功の影にはさまざまな苦悩があったのだと思うと
さらに彼女の作品と彼女の存在にすごみが増すのだ。
まさに奇跡の才能。色彩の魔法使いのよう。
そんな理屈は抜きにしても
彼女の“ きれいで かわいい絵“から発せられる
『描くことの楽しさ』。
ただ、単純なそのことが深くわたしのこころに響き
あらためて創作の原点に立たされた
そんな奇跡の一日でした。

グッズ販売所はかわいいグッズを購入する人でいっぱい。
今回のメアリー・ブレア展のカタログは
300ページのほとんどがカラーで、
作品もたっぷりのっていて
2,800円とはなんともお得。
お気に入りの1冊がまたひとつ増えました!!
作品鑑賞のあとは、もちろんグッズをたくさん買い込み
ほくほくで帰宅しました。

● 夏とフェルトと音楽と

暑い。毎日のように気温が30℃超えしておりますが
皆様いかがおすごしでしょうか。
クーラーがあまり好きでない私は
極力薄着をし、なんとか扇風機で乗り切っております。
夏、太陽、海 と何とも開放的なこの季節。
冬生まれの私でも妙なテンションが沸々と。。。。
なんなんでしょう。春とはまた違ったソワソワ感。
この季節になると聴きたくなるのが、
ブラジル音楽の巨人『ドリヴァル・カイミ』のCD
‘Eu Sou O Samba’ (Click!)
ジョアン・ジルベルトの「IN TOKYO」、
冒頭を飾る「acontece que eu sou baiano」の他、
ボサノヴァとされる数々のアルバムに収録される
「saudade da bahia」「rosa morena」の
原曲を収録するベスト版。
サンバの傑作で夏におすすめの1枚です。
サンバを聴きながら
フカフカあたたかそうなフェルトを制作する。
真逆の行動のように思えるが
好きなものが混ざり合った時の
相乗効果は計り知れないものがあるのだ。
と勝手に私は思いながら日々制作にいそしむのであります。

● 軽井沢へいってきました

宿泊した旧軽井沢ホテル音羽ノ森のロビーにて

軽井沢の緑が目にまぶしいです

高原野菜たっぷりのガレット

昨日の気温が36℃まで上昇しました。
気がつけばいつのまにか梅雨明けして
もう夏本番。
少し訳のわからないテンションが上がってます。
まだ梅雨あけてない先週、
7月7日から1泊2日で軽井沢へプチ旅行へいってきました。
梅雨真っ最中のなか天気に恵まれ
気温も25℃くらいで
思う存分、軽井沢時間を満喫してきました。
今回、軽井沢でやりかったことは
1.森林浴&サイクリング
2.そして軽井沢といえば「ジョン・レノン」が毎年訪れていた土地でもあり
 「フランスベーカリー (Click!) のフランスパン」  や「万平ホテル」など、ジョンとヨーコの足取りをたどる事
3.メルシャン軽井沢美術館 (Click!) で 「もうひとつの森へ」展を見る
4.高原野菜をつかったフレンチ料理を食べる
これだけの計画をして出発しましたが
軽井沢へ電車で行った私は現地でバス移動がメインになるので
結構バスの時間を気にしつつ効率よく
白糸の滝→旧三笠ホテル→
レンタサイクルを借り L’illusion de K でフレンチランチ→
雲場池→万平ホテル→皇太子ロマンステニスコート→
ショー記念碑→聖パウロ教会→旧軽銀座散歩 と
一日目で一般的な観光スポットはすべてまわりました。
なかでもやはりレンタサイクルでのサイクリングは
最高に気持ちよく、軽井沢の清々しい風を
全身であじわうことができ満足。
ミーハーな私はガイドブックに載っている
プリンやソフトクリームなどの
スイーツをつまみ食いしながら気ままに散歩し
アウトレットを軽く見て1日目は終了。
2日目に行ったメルシャン美術館の
「もうひとつの森へ」展では本当によい
インスピレーションをうけまくり。
アドレナリン出っぱなしでした。
まさに「展示」のすごさ、「創作」のすばらしさを肌で実感。
作品から三沢厚彦 さんの様な『力』をだせる様になれたら….
また新たな新境地が開けました。
作品鑑賞の後は
エルミタージュ・ドゥ・タムラ (Click!) メルシャン美術館店でのランチ。
新緑あふれる美術館の庭園を眺めながら、旬の高原野菜に舌鼓。
そうそう。
こんな感じの時間の流れの中で
こんな感じのものが食べたかったのという願望が叶った瞬間。
こんなおいしいものを毎日食べていたらバチがあたるな….
ありがたや、ありがたや。
健康で食べたいものを食べられるってほんとうに幸せです。
あしたからまたがんばろう!と思える
貴重な時間が過ごす事ができた2日間でした。

美術館の庭園にある小屋から浅間山をながめるクマ

● 『悩める朝食のファンファーレ』

牛。そしてミルクとホットケーキ。豚を目の前にして生姜焼きを食べる様な、そんな居心地の悪さを爽やかに表現??

大学の頃から毎年出品している展覧会がある。
その展覧会も今年で16回目。
ワタシがDMやポスター、看板などのデザインをし始めて
もう10年以上になる。
昔はB1パネルに水バリをし、
下絵をトレースをしがんばって手書きで絵を描いていたが
時代の流れととにMacでイラストを描くようになっていった。
それがかっこ良いと思っていたのだが
仕上がりになんだか満足感が得られなくなっていたのは確かだった。
ここ数年、作品づくりに対して瞑想を続けていた中
出会った「フェルト羊毛」という表現方法。
立体で表現するという
かつてない方法は私に新たな道を開いてくれた気がする。
今回のこの大きな作品も、この展覧会がなかったら
生み出す事のなかったものなんだろう。
そう思うと「展示」をし「評価」をしてもらう機会の大切さを
しみじみと感じるのであった。
ああ、さぼっていてはだめですね。。。。。